シミ取りレーザー治療を受けたいと思う人が、知っておくべきことの全て

シミ治療の専門サイト

シミ取りレーザー治療の流れ

治療の流れはクリニックや、シミの症状によって異なりますが、ここではよくある一般的な流れをご紹介します。

  1. 受付→洗顔
  2. 問診
  3. 診断
  4. 事前打ち合わせ、事前説明
  5. 治療
  6. アフターケア

 

それぞれの詳細については、以下の通り説明します。

 

1.受付→洗顔

はじめにクリニックで受付をしてから、診断に入る前に洗顔をします。

クリニックへ行く際に、化粧や日焼け止めを塗って行ってよいか気にする人もいますが、診断の前には洗顔をするため、化粧も日焼け止めも基本的には構いません。

 

2.問診

皮膚科医が問診で確認していることとして、医学専門誌上では以下が挙げられています。

  • 初発年齢
  • 生理の有無、生理痛の有無
  • 生理周期、生理周期による症状の状態変化
  • 子宮、卵巣疾患の有無
  • 内服(抗凝固剤、金製剤、ピル)、外用している薬剤
  • 妊娠、出産の既往
  • 妊娠時の皮膚の変化
  • 趣味、アウトドア作業の状況
  • UVケアの状況、いつから始めたか
  • クレンジング、洗顔方法
  • アレルギーの有無
  • 今までの美容治療歴

 

引用:山下理恵、近藤謙司 シミ治療の現状『PEPARS』No.110:1-12.2016

 

大別して、女性ホルモンに関することや、紫外線対策の状況、習慣など、シミの原因を診断するための内容が並んでいます。

特に注意は、ピルを服用しているとレーザー治療を受けることができない点にあります。

 

また、すでに日焼けをしている場合も、レーザー照射後の色素沈着や脱失等のトラブルが起こり易くなるため、ほぼ受けることができません。(*2)

治療を受ける季節が紫外線の強い時期の場合も、治療の時期をずらすことを言われる場合が多いです。

 

3.診断

シミ取りレーザー治療を受けるにあたっては、この診断が非常に重要な意味を持ちます。(*7)

そのため、クリニックによっては、シミ診断用の機器(ロボスキンアナライザー・ビジア エボリューション・アンテラ3Dなど)を用いてシミの状況を確認することがあります。

 

ただ、こうした診断用の機器はあくまで補助的な意味合いが大きく、治療を受ける側に対しての説明用や、納得感を高めるために使用しているというのが実態としてはあります。

 

実際、診断に際しては、とにかく担当する医師の経験や見識によるところが大きいため、治療を受ける側本人の思い込みは一旦置いておいて、素直に正直に、できるだけ正確な情報を伝えて医師の診断を助けるようにしてください。

 

4.事前打ち合わせ、事前説明

診断と合わせて医師から直接行われることも多いですが、別途看護師やスタッフなどから説明がある場合もあります。

レーザー治療を受けることにデメリットが大きいと判断される場合や、複数のシミの種類が複合的に発生している場合などは、飲み薬や塗り薬など他の方法によるシミ治療を提案されるなど、必ず事前説明があります。

 

ここで重要なポイントは、事前説明をしっかり理解して、納得した上で治療に臨むという点にあります。

シミに関しては、日常的に痛いや苦しいということがないため、意外に軽視して臨む人も少なくないようです。

 

ただ、そのように軽視して臨んだ結果、後で”戻りシミ”や再発の面などでクレームとなると、治療を受ける側・行う側の双方に不幸ですので、よく理解・納得した上で治療に臨むようにしてください。

 

5.治療

ここまで来ると、担当の医師にゆだねるのみとなります。

治療を行う箇所、シミの症状、治療を受ける人の体質、希望などに応じて麻酔を受ける場合がありますが、ほとんどのケースは麻酔なしです。

また、目の近くを治療する場合は、ゴーグルのようなものを装着します。

そして、レーザー照射中は焦げたようなにおいを感じることもあります。

クリニックによっては、アイスキューブで簡単な麻酔効果・炎症の緩和を都度しながらレーザーを照射する場合もあります。

 

そして、対象となる箇所の治療が終わると、治療部位にワセリンや軟膏を塗り、保護テープを貼って終了となります。

 

6.アフターケア

アフターケアは治療を受ける側の責務として最も重要なポイントです。

治療後のアフターケアによって、”戻りシミ”や再発の結果が異なると言っても過言ではありません。

このアフターケアの方法については、クリニックによって方針は異なりますが、このサイトではシミのレーザー治療の第一人者と言える 葛西健一郎 医師の方法をお伝えします。(*1)(*5)

ポイントは以下の通りです。

    • 治療部位のかさぶた(うすかわ)は、むけてもむけなくても必ず10日間はテープを貼って保護する。
    • 基本的に保護テープは貼りっぱなしで、無理にはがさない。早くはがそうともしない。
    • 保護テープが不意にはがれてしまった場合は、治療部位に刺激を与えないようにしながら、ワセリンや保湿用の軟膏を塗ってテープを貼りなおす
    • シャワーで水に濡れることや、洗顔、化粧も構わないが、とにかく刺激を与えず、絶対にこすらないようにする

 

葛西医師は、”戻りシミ”の原因は患部への刺激・炎症にあるとして、”戻りシミ”を発生させないために、とにかく患部に刺激を与えない(こすらない)ことを最重視しています。

 

そのため、葛西医師のクリニックでは、”戻りシミ”に効果があるとされる塗り薬(ハイドロキノン)を塗ることもしていません。

その理由としては、その塗り薬を塗る(人によっては擦り込もうとする)動作でさえも、治療後の敏感な肌に対しては刺激となりうるためとしています。

 

ただ、この点についてはクリニックによって方針が異なるため、各クリニックごとの指示を必ず守るようにしてください。

 

さいごに

ここまで、シミ取りレーザー治療について、メリット・デメリットから、料金・痛み・再発など、気になることも含めて全てお伝えしてきました。

シミ取りレーザー治療については、気にはなっていたけどよくわからないことが多くてモヤモヤしていたという方も多いと思います。

当ページがそのようにお悩みの方たちの参考になれば幸いです。

 

なお、このページの冒頭でもお伝えしましたが、当ページでは、シミ取りレーザー治療を受けるにあたっての美容皮膚科選びのコツと、いくつか実際にシミ取りレーザー治療におすすめの美容皮膚科を紹介しています。

もしこのページを見て、実際にシミ取りレーザー治療を受けてみたいと思った方は、以下のページも参考にしてみてください。

 

>> シミ取りレーザー治療、後悔しないための美容皮膚科選び・口コミ

 

 

シミ取りレーザー治療のQ&A

 Q  シミ取りレーザー治療は、シミ以外の正常な部分を傷つけることはないのですか?

 A  厳密に言うと他の正常な部分を傷つけないことはありませんが、「選択的光加熱分解作用」という理論によって、他の正常な部分の損傷を限りなく抑えて、シミの細胞(メラニンと呼ばれる色素がついた細胞)のみを破壊することができます。

この「選択的光加熱分解作用」という理論は、波長やパルスといったレーザーの特性を変えることで、レーザーが何に反応するか調整できるもので、例えば毛髪に反応するように調整されたレーザーを使用すれば、脱毛用のレーザーとなります。特に、Qスイッチ ルビーレーザーは、シミの細胞に反応するようにレーザーの特性を調整されているため、シミ取りレーザーとして主に使用されます。

レーザー機器といっても出すことができるレーザーの特性によって、何を破壊し、何を破壊しないかを分けることができるため、シミ用や脱毛用、さらにはイボ用やその他血管等の医療用など、様々な用途ごとに分かれる形となります。

 

参考文献・参考情報

(*1)葛西健一郎、酒井めぐみ、山村有美 『Qスイッチルビーレーザー治療入門』 2008
(*2)旭川皮フ形成外科クリニック 水野寿子 『HISAKOの美容通信2013年12月号』
(*3)笹屋晴代,川田暁 皮膚科診療における光老化の治療 『日本香粧品学会誌』 Vol.34,No3,pp.209-213(2010)
(*4)しみ・しわのお話 | 医療法人 沖縄徳洲会 湘南鎌倉総合病院
(*5)葛西 健一郎 「シミの治療-このシミをどう治す?」 第2版 (2015)
(*6)山下理恵、近藤謙司 シミ治療の現状『PEPARS』No.110:1-12.2016
(*7)吉村浩太郎 顔のシミ -的確な臨床診断のための判断基準- 『形成外科』 58(1) : 23~31,2015

1 2 3 4